- 咳喘息の診断について|梅屋敷さわもとクリニック|大田区大森西梅屋敷駅の内科・呼吸器科・アレルギー科

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咳喘息の診断について

咳喘息の診断について|梅屋敷さわもとクリニック|大田区大森西梅屋敷駅の内科・呼吸器科・アレルギー科

2019年8月13日

確信が持てました。慢性咳嗽(セキ)で一番多い病気は、咳喘息です。名前は浸透していますが、診断が難しい病気と考えています。
診断の要は、気管支拡張薬(気管支を広げる薬。特にβ刺激薬)の使用で咳嗽が軽快することですと成書には書かれていますが、なかなか実際の臨床の場ではそうは簡単に行きません。何故かというと、気管支拡張薬で軽快する患者さんが多くはないということです。では診断で重要なことは何かというと、それは問診です。咳喘息の患者さんは、慢性気道炎症のため気道が過敏性で、冷たい空気、会話、湯気、強い臭いで咳嗽が誘発されます。
このような患者さんに吸入ステロイドを使用すると咳嗽はよくなります。しかしここで問題となるのが、この方が本当に咳喘息だったかどうかです。咳喘息の診断には問診が重要ですが、それだけでは不十分です。何故なら吸入ステロイドは、感冒後の遷延性咳嗽やその他の慢性咳嗽にも効果があるからです。ではどうすればよいかです。そこで呼気NOの測定です。呼気NO値は、慢性の気道炎症が有ると高値を示しますが、その他のアレルギー疾患(鼻炎、アトピー性皮膚炎)でも上昇するので、呼気NOが高い人全員に気道の炎症が有るとは言いきれません。しかし、呼気NOが高い患者さんが、気道の炎症を治す吸入ステロイドで咳が止まり、NOが下がれば、気道の炎症が改善されたことを意味し、同時にこの患者さんは気道の慢性炎症を持ち合わせていたことが証明されます。気道の慢性炎症が存在することは、咳喘息の診断が確実となり、今後の治療方針に有益なのです。

監修者

梅屋敷さわもとクリニック 院長 澤本 修一

梅屋敷さわもとクリニック 院長

澤本 修一

帝京大学医学部卒業後、都立広尾病院呼吸器科、帝京大学附属病院第二内科、社会保険都南総合病院に勤務。2002年に梅屋敷診療所を開設し、現在は梅屋敷さわもとクリニック院長として診療を行っています。呼吸器、特に気管支喘息の研究経験を生かし、呼吸器疾患やアレルギー疾患の診療に取り組んでいます。

主な資格

認定内科医・認定産業医
身体障害者福祉法指定医(呼吸器機能障害)

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