気管支喘息の咳には、喘息の治療薬を! 2021年3月28日 未分類 ある日の朝早く、高齢の方が、それも電車で当院を訪れました。お話を聞くと、咳のため3か月間十分な睡眠がとれていないとのこと。悶々とした日々を過ごし、朝の5時スマートホンを操作し当院を探してくれました。若者が、何気なく暇つぶしにスマホをいじったのではなく、わらをもつかむ気持ちで、自分の病気を何とかしてくれる病院を探すためにスマホで検索して来てくれたのです。問診票を記載していただき、お話をよく伺うと、気... 続きを読む
こんな治療はあり得ない 2021年1月26日 未分類 呼吸器疾患で、ステロイドを経口で7日以上内服することはまずありません(特殊な疾患、例えば間質性肺炎などを除いて)。難治性喘息の方でも、経口ステロイドを長期にわたって内服する方を見たことがありません。それ以外の治療があるからです。以前の投稿でも述べましたが、喘息で亡くなる方は、その病気のために亡くなるのではなくて、多くはステロイドの副作用のために亡くなっているということです。ましては、慢性咳嗽で7日... 続きを読む
初めて喘息といわれました 2021年1月17日 未分類 先日、ある患者さんに初めて喘息といわれましたと、言われました。そこで私は、喘息ではなく咳喘息ですと言いました。ここで、気管支喘息の発症についてお話をさせていただきます。気管支喘息の発症は遺伝が絡んでいるといわれていますが、その遺伝形式は定かではありません。私たちは、胎児期において母親から臍帯を経由して遺伝子情報を受け継いでいますが、アレルギー疾患も同様で、それは、有名なアレルギーマーと呼ばれていま... 続きを読む
気管支拡張薬の乱用は危険です。 2020年10月13日 未分類 今日受診された方は息切れの度にほぼ毎日気管支拡張薬を使用されていました。この行為は、2つの理由で大変危険な行為です。1つ目の理由は、このお薬は気管支だけでなくわずかでありますが心臓にも作用し副作用(不整脈)を起こす危険があります。2つ目の理由は、頻回に使うことで気管支拡張作用の効果が弱まることです。このお薬を頻回に使っている方は、毎日使用する予防薬の使用を見直すべきです。 ... 続きを読む
なんでもっと早く・・・しないの? 2020年10月13日 未分類 今日来られた患者さんは、3年間咳で苦しんでおられました。診断は、問診と聴診でつきましたが、治療が不十分なため数年間夜間の咳嗽で苦しんでおられました。数か月という方は多くいますが、数年という方は稀です。もっと・・・すればよかったです。 ... 続きを読む
動物には注意して下さい 2020年10月13日 未分類 動物には注意してください。気管支喘息の患者さんの中には、動物(毛のあるペット)に過敏に反応する方がいらっしゃいます。御心配な方は一度、血液で反応が出るかどうかを確認されるほうが良いと思います ... 続きを読む
肩身の狭い思いをするくらいなら 2020年7月11日 未分類 長引く咳でお困りの方へ。コロナの影響で、長引く咳のため、職場で肩身の狭い思いをされている方が多くみられます。当院では、今問題になっているコロナ肺炎かどうかを素早く診断し、最良の治療を心得ています。2週間以上長引く咳の方は、なるべく早めの受診をお勧めいたします。 ... 続きを読む
こういうご時世だから 2020年5月18日 未分類 こういうご時世だからと言って、受診を躊躇される方が増えています。当院は、原則発熱があって呼吸器症状を有する患者さん以外は。受診をお受けしています。 ... 続きを読む
なにはともかく 2020年4月29日 未分類 当院は、呼吸器内科で長引く咳を専門としておりますが、コロナは別です。コロナ肺炎の診断は、なにはともかくCTとPCRです。この時期の肺炎で一番鑑別しなければいけない疾患はコロナなのです。長引く咳で、発熱ある方はまずは保健所にご相談していただき、発熱外来のある病院を受診してください。なぜ発熱外来を受診しなければいけないかは、当院には防護服はなく、陰圧換気システムを有する部屋がないからです。 ... 続きを読む
コロナ肺炎について 2020年4月25日 未分類 コロナが猛威を振るっていますが、コロナはウイルスです。コロナの感染症で一番問題なのは肺炎です。肺炎の原因には、細菌、非定型抗酸菌、ウイルスが含まれますが、ウイルス感染症の画像は特徴的でスリガラス状陰影と表現されます。単純レントゲンで判別困難な症例もあり、呼吸器症状が著明ならばCTを撮ることをお勧めします。 ... 続きを読む