花粉症対策について 2020年2月20日 未分類 今からでも間に合います。 これからが本格的です 2020花粉飛散について ウエザーニュースによると、2020年春の花粉飛散予測では東京の飛散ピークは例年より長く、2月下旬から3月下旬になる見込みです。花粉症の時期を快適に過ごすコツは、症状が出現してから内服を開始するより、早めに内服することにより症状を軽くすることです。今年は、飛散のピークが長くなる予想です。早めの来院をお願いします。 ... 続きを読む
診断は慎重に 2020年1月11日 未分類 今日診察した患者さんは、他のクリニックで呼吸機能検査から気管支喘息の診断が下されたとのことで、セカンドオピニオンを求めて来院されました。呼吸機能検査は、検査を行う方も受ける方も大変な検査です。まず、行う方は、検査に関して熟練したものでなければ正確な結果はでません。大学病院などには専門の技師がいて、患者さんは何度も失敗を繰り返しながら行っています。要は、一度ではなかなか上手くいく検査ではないのです。... 続きを読む
副鼻腔炎と気管支喘息について 2020年1月1日 未分類 気管支喘息の合併症の一つに好酸球性副鼻腔炎があります。この疾患は難治性で、時として手術が必要ですが、手術しても再発を繰り返すことが多い疾患です。しかし、この疾患に有効な生物製剤があります。自己負担はやや高額ですが、ひと月に1回の注射で呼吸状態と鼻閉感の改善が期待されます。但し、気管支喘息が合併し、高容量の吸入ステロイドを使用していることが条件です。 詳細は、是非ご相談してください。 ... 続きを読む
なんで〇〇が使用されるの? 2019年12月25日 未分類 安易なステロイドの経口投与は、患者さんにとっては大変なリスクを負うことになります。それは、副作用と依存性が高いからです。一方吸入は、ほとんど全身的副作用はありません。昨日来られた患者さんは、十分な吸入ステロイドは、使用されず、経口で投与されていました。本当に必要だったのでしょうか?私の経験では、長期経口ステロイドを使用している患者さんは、今まで一人もいません。なぜかと言うと、医学が進歩した現代では... 続きを読む
どこに行けばいいかわからなかった。 2019年12月13日 未分類 どこに行けばいいのかわからなかった。当院を受診された患者さんからしばしばうかがう発言です。長引く咳は、他科疾患も考えられますが、原則的には呼吸器内科を受診されることをお勧めします。 ... 続きを読む
女性に多い咳は? 2019年12月10日 未分類 女性に多い咳、それはアトピー咳嗽です。咳喘息とともに、近年増加傾向にあり、咳喘息と同様に気道のアレルギーが原因です。咳喘息に症状はにかよっていますが、病態は少し違いあり、治療法も異なるので、専門医の受診が必須です。比較的20~40代の若い女性に多く、花粉症、鼻炎の合併が多く、最大の特徴は、喉のイガイガ感を伴う咳が特徴です。咳喘息と異なり、気管支喘息への移行はありませんが、再発が見られます。 ... 続きを読む
喘息の治療:発作は「氷山の一角」 2019年8月23日 未分類 喘息発作は、気管支喘息本態のわずか10~20%程度 で、氷山に例えると海面に出ているわずかの部分でしかありません。発作が軽快した後、多くの方が発作がない時は「喘息がよくなった」と誤解されています。しかし、このような発作は喘息全体で見ると氷山の一角で、その下には「気道の炎症」「気道過敏性」「気道狭窄」という喘息の本態が隠れています。喘息治療の本当の目的は、慢性の気道の炎症を鎮静化させ、気道過敏性を... 続きを読む
咳喘息以外の病気で重要な病気は? 2019年8月23日 未分類 1.アトピー咳嗽は、 咳喘息に次いで頻度の多い疾患です。 アトピーと言えばアトピー性皮膚炎を連想しますが、全く違う疾患です。 アトピー素因を背景に発症する疾患で、病態は、中枢気道に炎症の主座があり、気道の収縮ではなく、気道壁表面の咳受容体感受性の亢進が基本病態です。 1)アトピー咳嗽の診断 好酸球性の気道炎症は中枢気道(非喘息性好酸球性気道炎症)に限局していると考えられ、こ... 続きを読む
長引く咳とは 2019年8月23日 未分類 長引く咳とは、8週間以上持続する咳のことです。我が国で一番多い疾患は咳喘息です。 1.咳喘息とは 1)診断に有用な検査 (1)問診 咳嗽は深夜あるいは早朝に悪化しやすい傾向にありますが、昼間のみの方もいらっしゃいます。症状は、季節性がしばしばみられ、寒暖差、運動、喫煙、花粉、黄砂、会話、湯気によって誘発されます。 (2)聴診 喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)は聴取... 続きを読む