梅屋敷さわもとクリニック

〒144-0052 東京都大田区蒲田2-7-17
TEL:03-6428-6658

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咳が長引く患者様へ

当院は予約制ではありませんが、以下の症状に該当する方は、
必ずWEBもしくは電話で事前に予約してからご来院ください。

ご予約が必要な患者様

  1. 呼吸が苦しい方
  2. 咳のために夜間眠れない方
  3. 痰が多い方(1日の痰の量がおちょこ1杯以上の方)

なお、予約なしで来られた方は、混雑状況により後日の診察とさせていただく場合がありますので、ご了承ください。

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その他の呼吸器疾患

Other respiratory diseases

その他の呼吸器疾患について

肺炎

肺炎

セキや痰(たん)が出たり、「ゼーゼー」したりします。さらに頭痛、発熱、鼻水、関節痛、だるさなどの風邪と同じような症状が見られます。細菌やウィルスなどの病気を起こす微生物(病原微生物)が肺に入り感染する場合と、食物などを誤嚥して起こる誤嚥性肺炎があります。
病原微生物の多くは空気と一緒に身体の中へ入ってきます。普通は人間の身体に備わっている様々な防御機能が働いてこれを排除しますが、何らかの原因で体力や抵抗力が落ち、病原微生物の感染力のほうが上回ると肺炎になります。食欲の低下、脱水症を起こすこともあり、重症になると呼吸困難をきたすこともあります。高齢者は症状が食欲不振や元気がないなどのみの場合もあり、注意が必要です。誤飲性によるものは、嚥下障害が主な原因で、加齢の他にも脳卒中などの疾患でも注意の必要があります。

また、肺炎は、がん、心臓病、脳卒中に続いて、日本人の死亡原因になっている病気です。高齢者や慢性の病気を持っている方などは、とくに肺炎にかかりやすい傾向があります。予防や早めの治療が重要です。

※高齢者の肺炎を予防するために、65歳以上の方には肺炎球菌ワクチンをおすすめしております。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が10秒間以上停まることが繰り返しておき、一晩7時間の睡眠で30回以上、あるいは1時間あたり5回以上無呼吸が起こるものをいいます。
この病気は、日中の眠気、熟睡感のなさなどの他、高血圧症や心臓病や脳血管疾患を悪化させます。できるだけ早く診断し、治療を始める必要があります。

主な症状
  • 日中の眠気
  • いびき
  • 睡眠時の無呼吸
その他の症状
  • トイレに起きる
  • 起床時の頭痛
  • 熟睡感がない
  • 集中力の低下
  • 夜間、苦しくて目を覚ます
  • 寝相が悪い

クリックすると別ウィンドウで拡大表示されます。

睡眠時無呼吸症候群の検査のススメ
睡眠時無呼吸症候群の検査のススメ
睡眠時無呼吸症候群の検査のススメ

気胸

気胸とは、肺に開いた穴から空気がもれだす事によって、肺が縮んでしまう疾患です。

主な症状は、突然の息苦しさや胸の痛みが特徴で、目立った理由がなく発症し、若いやせた男性に多い場合と肺癌などの病気に伴って起こる場合、交通事故などが原因の外傷性と呼ばれる気胸があります。
診断は、胸部レントゲンで可能ですが、治療に関しては気胸ドレナージ、手術などが必要な場合があります。

肺癌

肺癌は肺にできる悪性腫瘍で、以前はタバコを吸う男性に多い病気でしたが、現在はタバコを吸わない女性の患者さんも増えています。その理由として周囲の人が吸ったタバコの煙による副流煙の影響が考えられます。肺癌は、現在男性の癌の中では死因の第1位、女性の癌の中では死因の第2位の病気となりました。

肺癌は、早期に脳、肺、全身の骨、肝臓、副腎などの臓器や気管支近傍のリンパ節に転移しやすく、症状出現時には進行している場合が多く、手術可能例は、2~3割です。ゆえに、検診による早期発見が大切です。

当院では大田区の肺がん検診の他にも、随時検診を受け付けております。

肺結核

結核とは

かつて結核は、1950年以前の日本人の死因のトップで、まさに「国民病」、「亡国病」ともいわれた脅威の疾患でした。その後、有効な治療薬が開発され、ほとんどの場合「薬で治る病気」になり、患者数は激減しました。

現在の新規発病者数は約2.2万人/年で、一般の医療従事者の間では稀な病気になりましたが、今日の結核患者を高齢者が半数を占める中で、都市部では20~30歳代の比較的若い世代の発病が目立ち、インターネットカフェ、ゲームセンター、カラオケ、サウナなどといった不特定多数が集まる場所での感染事例は絶えることがありません。

結核の代表的な症状

咳、痰、血痰、胸痛などの呼吸器関連症状と、発熱、冷汗、だるさ、やせなどの全身症状です。結核は、一般的な肺炎やインフルエンザなどの呼吸器感染症とは異なり、ゆっくりと進行し、初期の症状が軽いため、自分ではなかなか気づかず、残念ながら診断時にはかなり進行していることがあります。と同時に、接触した大勢の人に病気をうつしてしまっているかもしれません。そうならないためにも、早く医療機関を受診すれば、大切な家族や友人を感染させてしまうことも防ぐことができます。「2週間以上続く咳は結核を疑うサイン」です。あまり気にならなくても、咳が続く場合は必ず医療機関を受診してください。