咳が長引く患者様へ
当院は予約制ではありませんが、以下の症状に該当する方は、
必ず電話で事前に予約してからご来院ください。
当院は予約制ではありませんが、以下の症状に該当する方は、
必ず電話で事前に予約してからご来院ください。
なお、予約なしで来られた方は、混雑状況により後日の診察とさせていただく場合がありますので、ご了承ください。
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先日、ある患者さんに初めて喘息といわれましたと、言われました。そこで私は、喘息ではなく咳喘息ですと言いました。ここで、気管支喘息の発症についてお話をさせていただきます。気管支喘息の発症は遺伝が絡んでいるといわれていますが、その遺伝形式は定かではありません。私たちは、胎児期において母親から臍帯を経由して遺伝子情報を受け継いでいますが、アレルギー疾患も同様で、それは、有名なアレルギーマーと呼ばれています。気管支喘息は、アレルギー疾患で、アトピー性皮膚炎を経て、1~2歳ごろまでに発症し、約7割の方が学童期以降に治癒します。これを医学用語で out growと言います。ここからが、本題です。成人発症の気管支喘息は、小児期に完解した人の再発例とそれ以外の人から成り立っています。ここで重要なのは、小児喘息の既往歴のなかった人について詳細を問診すると、感冒後に長引く咳を繰り返̪していたということです。すなわち、咳喘息を繰り返していたのです。咳喘息は、自然治癒しますが繰り返すと自然には治らず、そういう方が当院を訪れています。咳喘息は、適切な治療を行えば、多くは約7日で咳は止まりますが、そこでポンと治療を止めてしまうことが、一番だめなことで、その行為を繰り返すことが気管支喘息の発症を促します。ですので、咳喘息の方は、咳が止まっても少なくとも数か月は、ステロイドの吸入を継続してください。