梅屋敷さわもとクリニック

〒144-0052 東京都大田区蒲田2-7-17
TEL:03-6428-6658

梅屋敷さわもとクリニック

MENU
WEB予約
問診票

咳が長引く患者様へ

当院は予約制ではありませんが、以下の症状に該当する方は、
必ず電話で事前に予約してからご来院ください。

ご予約が必要な患者様

  1. 呼吸が苦しい方
  2. 咳のために夜間眠れない方
  3. 痰が多い方(1日の痰の量がおちょこ1杯以上の方)

なお、予約なしで来られた方は、混雑状況により後日の診察とさせていただく場合がありますので、ご了承ください。

×

院長ブログ

Blog

喘息の治療:発作は「氷山の一角」

喘息発作は、気管支喘息本態のわずか10~20%程度 で、氷山に例えると海面に出ているわずかの部分でしかありません。発作が軽快した後、多くの方が発作がない時は「喘息がよくなった」と誤解されています。しかし、このような発作は喘息全体で見ると氷山の一角で、その下には「気道の炎症」「気道過敏性」「気道狭窄」という喘息の本態が隠れています。喘息治療の本当の目的は、慢性の気道の炎症を鎮静化させ、気道過敏性を抑えることにあります。私は、時々喘息の治療を火事の消火活動に例えます。大きなビルが大火災になった時、消防車の放水は大きなビル(火種、気道炎症)に向けられます。これが治療に例えると吸入ステロイドです。大きなビルの下の小さな一軒家の消火(発作)は、臨時に使用する気管支拡張薬です。火事の消火には、火種の消火活動が大切で、火種が消火出来なければ、どんどん飛び火して大火事になります。小さな一軒家の消火は、火種が無くならない限り永遠に続きます。特に、ひどい発作を経験したことのある人は軽い咳くらいは我慢しがちです。「これくらい平気だろう」と治療を見送り症状が悪化してしまう人もたくさんいます。気道の炎症は目で見て確認できないため、薬を中断してしまう方が少なくありませんが、医師の指示に従って継続的に治療することが重要です。 。